コンビニ3社セブン・ローソン・ファミマのポイント還元比較

コンビニ3社セブン・ローソン・ファミマのポイント還元比較

10月の消費増税から消費に対する消費者の意識に変化がみられ、消費増税還元策や還元ポイントなどへの関心が高まってきました。
家庭の主婦の方は、普段から消費への意識が高い傾向にありますから、コンビニを利用する頻度は少ないかも知れませんが、勤めにでている人はあまり時間の余裕もなく、会社や住まいの近くにあるコンビニを利用する人は多いと思います。
日常コンビニを利用している人は、どこも同じようなものと思っている人が多いようですが、ポイント還元策を調べてみると意外に差があることがわかります。
コンビニ利用の多い人には、少しでも有利な条件で利用してもらえる様、コンビニ各社の還元条件をまとめてみましたので、参考にしていただければ幸いです。

■キャッシュレス決済による消費増税還元について

コンビニの消費増税還元策については、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど各店舗による還元方法や時期に差はありません。
コンビニの消費増税還元方法は、キャッシュレス利用額の2%相当額を即時還元(利用額から値引き)となります。
対象となる店舗は、中小、小規模事業者に該当する「CASHLESS 2%還元」のステッカーが貼ってある店舗のみです。
特に駅構内の店舗は大手が出店している店舗になりますから、「CASHLESS 2%還元」のステッカーは貼られていません。
同じコンビニの店舗でもステッカーが貼っていない店舗では、還元されませんので注意しましょう。
レシートに合計額、キャッシュレス還元額、お支払合計額が印字されていますので、キャッシュレス還元額をみれば還元された金額の確認ができます。
適用される決済方法はクレジットカード、デビットカード、電子マネー、モバイルウォレット、QRコードなど、ほとんどのキャッシュレス決済が適用対象となっています。
詳細は各社の公式サイトまたは、コンビニ店舗にて確認してください。
クオカードなど決済手段によっては適用されない場合がありますので、注意が必要です。
還元される期間は、2020年6月までですが、キャッシュレス決済を利用するだけで2%の増税分を吸収できますから、現金決済を止めてキャッシュレス決済に切り替えたほうが有利です。
コンビニだけでなく「CASHLESS 2%還元」、「CASHLESS 5%還元」などのステッカーが店頭に貼ってある店舗であれば、決済金額の2%~5%が還元されます。
消費増税の還元は政府の予算で実施するものですが、コンビニ以外では還元時期や還元方法は店舗や決済手段を提供している金融機関によって異なります。
コンビニでは即時2%が還元されるのでわかりやすいですが、コンビニ以外の店舗では、1か月分の還元額を翌月にまとめて還元されるなど、還元率、還元時期、還元方法が統一されていないためわかりにくいです。
利用する店舗や決済手段を発行している金融機関のサイトなどで、事前に還元時期や還元方法を確認してから利用することをおすすめします。

■ショッピングポイントの還元について

ポイントカード、ポイント機能付きの決済カード(クレジットカード)、スマホアプリのポイント機能を利用すると、利用額に応じた定率のポイントが還元されます。
商品棚に並んでいる商品はポイント還元対象ですが、たばこ、公共料金、切手など一部の商品は還元対象とはなりません。

◆ローソン

ローソンの店舗では、pontaポイントカードとdポイントカードを利用することができます。
税抜き利用金額100円毎に1ポイント(1円相当)が還元されます。
pontaポイントカードはローソン店舗で発行すれば、その場で利用できます。
ポイントを貯めるだけならカードをもらうだけで利用できますが、貯まったポイントを利用するには会員登録が必要になります。
会員登録はローソン店舗、pontaWEBサイトのいずれかで会員登録をすれば、貯まったポイントを利用できます。

◆セブンイレブン

セブンイレブンの店舗では、nanacoポイントカードのみ利用することができます。
税抜き利用金額200円毎に1ポイント(1円相当)が還元されます。(2020年2月までの期間限定で1%還元、通常は0.5%還元)
セブンイレブンの店舗、ヨーカ堂で「nanacoポイントカード」の申し込みをすれば、カードが発行されて利用することができます。
年会費は無料ですが、発行時に300円の手数料と身分証明書が必要となります。
以前はヨーカ堂で発行する場合、毎週木曜日には無料で発行できていましたが、現在はなくなったようです。
60歳以上であれば、シニアnanacoポイントカードが利用できます。
年会費は無料ですが、発行時に300円の手数料が必要となります。(65歳以上は無料)
毎月15日と25日のシニアナナコデーに発行すれば65歳未満でも無料になります。
発行するには身分証明書と申請が必要です。
シニアnanacoは毎月15日と25日にヨーカ堂でnanaco払いを利用すると5%還元となりますから、60歳以上でヨーカ堂を利用する人には有利です。

◆ファミリーマート

2019年11月26日からTポイント、dポイント、楽天ポイントが利用できるようになりました。
ポイント還元の条件はどのカードも同じ条件で、200円毎に1ポイント(1円相当)還元されます。
ファミマTカード(ポイントカード)の新規発行はできなくなりましたが、利用することは可能です。
Tポイントカードは誰でも1枚は持っているほど普及したカードですが、新規に発行する場合は、ファミリーマート以外のTカード取扱店舗で申し込めば発行できます。

■クレジットポイントの還元について

クレジットポイントは、キャッシュレス決済を提供する金融機関が、利用金額の一定率をポイントで還元するものです。
利用する店舗や決済手段の種類によって還元率が異なってきます。

◆ローソン

ローソンを利用するなら、ローソンぽんたプラスカードとdカードの利用が有利です。
●ローソンぽんたプラスカード
ローソンぽんたプラスカードは、ローソン銀行が発行する年会費無料のpontaポイント機能付きクレジットカードです。
貯まるのはpontaポイント限定になりますが、利用金額100円毎にpontaポイントが4ポイント還元される高還元カードです。
還元されるポイントは、ショッピングポイントとクレジットポイントを合わせて、100円毎に4ポイントです。
消費増税還元の2%と合わせて6%程度が還元されますから、ローソンを利用ならメリットは大きいと言えるでしょう。
ローソンの店舗入り口付近にも掲載されているので、目にした人も多いでしょう。
ローソンの店舗でも申し込みができますが、WEBでの申し込みで8000ポイントのボーナスポイント付きキャンペーンが実施されています。
ボーナスポイントは期間限定で利用条件達成によってポイントが変わってきます。
時間の経過によってボーナスポイントの条件が変わる可能性がありますので詳細は記載していませんが、興味があれば公式サイトで確認してみてください。
●dカード
dカードはドコモが発行する年会費無料のdポイント機能付きクレジットカードです。
決済時に利用金額の3%オフ、クレジットポイントとショッピングポイント合わせて利用金額の2%がdポイントで還元されます。
消費増税還元の2%と合わせて7%程度が還元される高還元カードで、ローソンを利用するならメリットは大きいと言えます。

◆セブンイレブン

●セブンカードプラス
セブンカードプラスは、セブン&アイ・グループのセブンカードサービスが発行する年会費無料のクレジットカードです。
セブン&アイ・グループの店舗では利用金額200円毎に2ポイント、他の店舗では200円毎に1ポイントが還元されます。
セブンイレブン、ヨーカ堂、ヨークマート、デニーズ、そごう西武、アリオ専門店、セブンネットショッピングの店舗では200円毎に2ポイント還元です。
nanacoカードへのオートチャージ機能が利用できるのと、チャージ金額の0.5%がポイント還元されます。
毎月8の付く日(8日、18日、28日)はヨーカ堂のハッピーデーで、セブンカードプラスのクレジット決済、現金決済でカードを提示すれば、5%割引となります。
ヨーカ堂、ヨークマートの年間累計利用額(4月~翌年3月)が100万円を超えると累計ボーナスnanacoポイントが付きます。
100万円で3000ポイント、150万円で10000ポイント、150万円以上は100万円毎に10000ポイント加算されていきます。
https://www.7card.co.jp/point/save.html
リクルートカード
リクルートカードはリクルートが発行する年会費無料のクレジットカードです。
セブンイレブンを利用するならリクルートカードでnanacoチャージして利用するのが有利です。
チャージ金額の1.2%還元、nanaco払いで0.5%還元、合計で1.7%還元されますから、セブンカードプラスより高還元で利用できます。
店舗を選ばずどこで利用しても1.2%ポイント還元されますから、利用範囲も広く還元率も高いので作っておくと便利です。

◆ファミリーマート

●ファミマTカード
ファミマTカードはポケットカード株式会社がファミマ、CCCと連携して発行するJCBブランドのクレジットカードです。
JCBクレジットカード以外にVISAデビットカードも発行していますが、500円毎に1ポイント還元ですから、メリットはありません。
ファミリーマートの利用が多い人には、ファミマTカードのクレジットの利用が有利です。
ファミマ店舗では利用額200円毎に3ポイント、JCB加盟店では200円毎に1ポイントのクレジットポイントが還元されます。
たばこ、公共料金、切手、はがき、収入印紙など一部の商品は還元対象とはなりません。

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