グアム観光19地区

グアム観光19地区

グアム(Guam)は太平洋に浮かぶマリアナ諸島南端の島(総面積:549㎢、人口:約16万人、言語:チャモロ語)。
アメリカのどこの州にも属していない準州(国家優先の自治)、グアム政府の長は準州知事(現:エディー・カルボ)というポストです。
アメリカ大統領選挙での選挙権はありませんので、投票するには選挙権のある地域への住民登録が必要となります。
島は19の地区(村)に別れていて、それぞれ北部(3)、中部(9)、南部(7)となっています。
日本から飛行機で3時間半という近さもあって、毎年多くの日本人がグアム島に訪れています。
「近くて、海がきれいな、常夏の島」というのが最大の魅力と言えますが、外国のなかで一番日本語が通じるのもグアムの人気の理由です。
それだけ日本人観光客が多いということになりますが、ここ数年その傾向に変化が出ています。
かつては観光客の9割が日本人という時代もありましたが、為替の円安と直行便減少の影響で日本からの観光客が年々減少してきました。
反対に直行便を開設した中国、韓国からの観光客が大幅に増加しています。
人気に陰りが出ている今頃にグアムの観光スポットを紹介するのもどうかと思いましたが、近場のため2、3日という短期の観光客が多く、タモン・タムニンといった中心地だけに留まる人も多いようです。
人気スポットといえども以外と行ったことない、知らないところもあるかと思いますので、グアムへ旅行している雰囲気を少しでも味わってもらえれば幸いです。
グアムは小さい島ですけれど、魅力のある観光スポットがたくさんある島です。

■北部

グアム北部には、ジーゴ、デデド、タムニン、タモンの4つ地区があり、ジーゴとデデドの2つの地区で島全体の30%を占める面積を有しています。

◆ジーゴ(Yigo)

グアム島の北東部に位置するジーゴは、グアムで最も広い面積を持つ地区ですが、大部分がアンダーソン空軍基地として使われています。

●リティディアンビーチ

グアムで「最も美しいビーチ」といわれる評判のビーチです。
真白な砂浜と真っ青の海のコントラストは絶品の光景、透明度が抜群で海底まで透き通って見えます。
人も少ないので、まるでプラベートビーチのような雰囲気があり、身も心も洗われるようなところです。
中心部から離れているのでレンタカーを借りないと行けませんが、絶対おすすめのスポットです。
このビーチがあるリティディアン岬は国定野生動物保護区に指定されていて、近くには野生のジャングルがあります。
注意
・車がないと行けない場所なのでレンタカーを利用、道路も舗装されていないためスピードも出せませんので快適なドライブというわけにはいきません。
・海水の流れが速く危険区域のため遊泳禁止です。
・ビーチへのゲートは8時から16時の間しか通れません。
・日本のような海の家も何もありません。

◆デデド(Dededo)

デデドはグアムで2番目に広い面積で、最も人口の多いベッドタウンで、恋人岬やデデドの朝市などが観光スポットとして人気があります。

●恋人岬

タモン湾最北端に突き出した恋人岬は、グアムの代表的な人気スポットで、チャモロ人の娘が恋人と身投げをした悲恋伝説から命名されました。
海抜123mの断崖の展望台からはタモン湾の海岸線、イパオ岬、オロテ岬を一望できる絶景の場所に位置しています。
日本でも有名なところですから名前くらいは知ってしる人も多いでしょう。

●デデドの朝市

毎週土日の早朝に開かれる朝市には、島中から現地の人や観光客が多く集まってきます。
お土産を買ったり、屋台で朝食を食べたり、食材を買ってホテルで調理したり、早起きすれば朝から楽しめそうです。
ほかにも生活雑貨や日用品などたくさんの種類の品物が並んでいます。

◆タムニン(Tamning)、タモン(Tumon)

タモン地区は島の中心に位置する観光の中心地でもある、多くの観光ホテルがこのエリアに集中しています。
タムニン地区は、商業施設や住宅、ハーモン地区は工業団地の並ぶエリアです。
タモン・タムニン地区は観光客が多く集まるグアム一の繁華街、人通りが絶えません。
タモン湾の海岸線にはグアムで一番人が集まる綺麗なビーチが並んでいます。
日本の観光客に人気のある実弾射撃が、手軽にできる店がホテル街の近くにあり、室内で的に向かって打つだけですが十分楽しめると思います。
屋外での本格的な射撃場もありますが、中心部から離れていて手軽に楽しむというレベルではなさそうです。
日本からは自衛隊や警察、その筋の人などが本格的な射撃訓練に参加しているようです。

■中部

●ハガニア(Hagåtña)

グアムの首都ハガニアは19地区のなかで2番目に人口の少ない地区で1,051人、最も面積もかなり小さいため人口密度では多い方でしょう。
自由の女神像。聖母マリア大聖堂、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世像、スペイン広場、チャモロレッジ、パセオ公園、ラッテストーン公園、アフガン砦など観光スポットも少なくないです。

■南部

デデド地区に続く3番目の面積を有する地区で、10区域に分割されています。
その中の1つマネンゴンは、戦時中に日本軍最大の収容所がありました。
島全体の75%に当たる1万8千人がマネンゴン渓谷の収容所に収容され、多くの人達が日本やアメリカの軍隊に殺された歴史があります。

●ウマタック(Umatac)

島のなかでは人口が少ない地域で、住民の多くが親族関係だそうです。
1521年フェルディナンド・マゼランが上陸した地で、上陸を記念したオベリスクがウマタック湾中央に建っています。

●メリゾ(Merizo)

島の最南端に位置する地区で、前方を海に、後方を山に挟まれた横長の地形の地区です。
桟橋公園で飛び込み、水泳、釣りなどが楽しめます。
トイレやシャワーも完備しているので便利。
隣の売店で飲み物や菓子などを販売しています。
人気スポットはココス島でダイビングなどのマリンスポーツやココスラグーンの鑑賞もお薦めです。

■最後に

・グアムは比較的、治安が良いと言われていますが、銃社会のアメリカですからラスベガスのような銃乱射事件が、何時でも何処でも起きる可能性があります。
・自分の身は自分で守るのがアメリカですから、安全対策には十分注意が必要であることを認識しておきましょう。
・安全対策では、危険な場所、人が少ない場所を避けることが一番、海岸など夜間の外出には特に気を付ける必要があります。
・日本と比べると日差しが強いので、日焼け対策を怠らないよう心掛けましましょう。
・自分に合ったグアムの楽しみ方を探してエンジョイしてください。

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